3R(スリーアール)って何?
こんにちは、河村隆一です。
日本は戦後、急速な経済発展を遂げ、モノがあふれる便利な社会を築いてきました。しかしその一方で、大量生産・大量消費・大量廃棄という流れから、処理しきれないほどのごみを生み出してしまいます。そのままでは日々の生活さえおびやかされてしまう。そこでモノや資源を繰り返し使い、ごみの発生を抑える循環型社会への転換が叫ばれるようになりました。そのための行動指標が3R(スリーアール)です。
3Rは、Rの頭文字3つを意味します。最初のRはReduce(リデュース)。無駄なモノを買わないことや使う量の削減、製造時に原材料の合理化を図るといった、ごみになるものを減らすことです。2つ目はReuse(リユース)、繰り返し使うこと。壊れても簡単に捨てず修理して使ったり、子どもが大きくなって着られなくなった服をほかの人に譲るなどの「再使用」を指します。最後のRはRecycle(リサイクル)。使い終えたモノを資源として再利用すること。古紙やペットボトルなどを分別して資源回収し、もう一度原料に使うといった活動です。
優先順位も、ごみを出さないリデュース、再び使うリユース、資源活用するリサイクルの順になります。なお、この3Rの考え方は循環型社会形成推進基本法という法律でも明文化されています。