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ベースロード電源(べーすろーどでんげん)
需要の変化に応じた発電が求められる電力事業では、主に3種類の電源が用いられる。安定的に一定量の発電をする「ベースロード電源」、中間的な電力消費の変化に対応する「ミドルロード電源」、極端な需要の突出などに対応する「ピークロード電源」である。
安定供給できるベースロード電源が全体の3~4割を占めていないと電力供給は不安定になるといわれており、原発事故以前の日本では原発がその役割を担っていた。
2014.3.27
再生エネに数値目標 2020年の努力目標「13.5%超」政府最終案
政府は中長期のエネルギー基本計画に、太陽光発電など再生可能エネルギーを拡大する数値目標を盛り込む検討に入った。太陽光、風力、水力、地熱などの再生可能 エネルギーの普及に向け、国内の総発電量に占める割合を現行(2012年度)の10%から、20年に13.5%超、30年に2割超を目指す。政府は4月上旬に もエネルギー基本計画を閣議決定する。2月に示した計画の原案では、再生エネや原子力、火力の電源構成について将来の数値目標を盛り込んでいなかった。原発の位置付けについては、「重要なベースロード電源」という政府原案の表現を維持している。