エコニュースWebマガジン > 電気と環境問題を学ぶ > 電力自由化とは?

※ここに掲載されている情報は2016年3月時点のものです。

電力自由化とは

電力自由化 でんりょくじゆうか とは

2000年から特別高圧、2005年から高圧部門で自由化されており、大手電力会社以外からも電力供給契約を結ぶことができるようになった。
2015年時点では、総電力供給量の5%が電力会社以外からの電力供給でした。
4月からは低圧まで自由化され、電力の需要家すべてが電力会社以外からの電力供給契約を結ぶことができるようになった。

◆簡単に言うと…

電気が家に運ばれるまでに
●発電所(電気を作る)
●小売電気事業社(電力を売る)←契約するのはここ
●送配電(電気を送る)
がある。

ちなみに、電力会社はこれらをすべてやっている。
今回電力自由化で自由になったところが『発電所の建設』と『電力の小売』になる。

新電力(PPS)って?

大手電力会社である一般電気事業者(北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、 中部電力、 関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力)とは別の特定規模電気事業者 のこと。
一般電気事業者がもつ送電線を通じで電力を供給する。

現時点の小売電気事業者は266社登録されている。(2016年3月25日時点)
資源エネルギー庁HPにてご覧いただけます。)

小売電気事業者のすべての会社が発電をしているわけではなく、他社から購入した電力を売る会社も含まれる。

◆全面自由化のメリット

・電気料金が~5%ほど安くなる。(電力会社や使用量により異なる)
・安くなっても電気の品質は変わらない。
・他のサービスと合わせることでお得になる。(インターネット、ガスなど)
・スマートメーターの設置により、細かく電力使用量が見れるようになる。

◆全面自由化のデメリット

・ガスや石油の価格によって電気料金も高くなる可能性がある。
・コスト削減の為、支払の種類が限られる。(コンビニ払いができないなど)
・引っ越しなどの契約変更を前もってしないと電気が供給されない。
・電気使用量が少ない場合、電気料金が高くなる可能性もある。

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