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山梨県北杜市

環境を学ぶ

子ども環境フェスタ2014の
様子

また、次世代を担う子どもたちをはじめとする市民への環境学習にも力を入れている。
市では、「北杜市地球温暖化防止・環境学習プログラム集」を作成し、学校での総合的な学習の時間や地域のクラブ活動、地域イベントなどでの出張授業を展開している。授業を希望する団体は用意された50近いプログラムの中から選択し、市に依頼。市は講師派遣、打ち合わせ、運営を一手に引き受ける。プログラムは「環境全般」「地球温暖化」「エネルギー」「ごみ・リサイクル」「みどり・みず」の5つのテーマに分かれ、プログラムによって「座学・ワークショップ」「体験」「フィールド」と学習形態も変わる。エコクッキング、てんぷら油でせっけんを作る授業、世界のエネルギー消費を学ぶ授業など内容は多岐にわたり、子どもから大人まであらゆる世代に対応する。来年度からは、園児向けのプログラムも実施予定だ。
さらに2010年からは「子ども環境フェスタ」を開催。環境を学ぶワークショップの実施やリユース食器を利用するフードコートの設置など、市民の環境意識を高めるきっかけづくりをサポートしている。

周りを見渡せば、山、水、太陽がすぐそばにあり、自然との深い結びつきのもと成長を続けてきた北杜市。
2010年には、「北杜市環境保全協力金」制度を創設し、その協力金を主な財源とする「北杜市環境保全基金条例」も制定。民間の力も借りながら、森を育て、水を守り、人と自然が調和した「環境創造都市」の実現を目指し、さらなる取り組みを推進する。

取材協力:北杜市
一部写真提供:北杜市
記事公開日:2015年3月24日

編集後記 街角にて

文中でも紹介しましたが、北杜市はミネラルウォーター生産量、そして日照時間において日本一の称号を手にしています。でも実はもう一つ日本一のものがあるのです。それが、国蝶・オオムラサキの生息数です。それにちなみ、北杜市内には「オオムラサキセンター」が立地し、オオムラサキの生態を観察することができます。残念ながら今回は真冬の2月取材だったので、オオムラサキには会えず。暖かい季節になったらまた訪れたいです。

(左)オオムラサキセンター内観(右)受かると"羽化る"をかけた名物のお守りも販売

北杜市データベース
人口48,468人※2015年2月1日現在
面積602.89km²
市HPhttp://www.city.hokuto.
yamanashi.jp/
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