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2015.11.27電 気

2040年度に約80万㌧ 太陽光パネル大量廃棄への対策を検討

 2015年6月、環境省は「太陽光発電設備等のリユース・リサイクル・適正処分に関する報告書」を公表した。近い将来、太陽光発電設備の大量廃棄が予想されており、環境省と経済産業省は2013年度から有識者会議を開き、対策を検討していた。報告書はその検討結果をまとめたもの。
 2012年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で太陽光発電設備の導入量は大幅に増加している。現在、古くに導入された設備がすでに使用済みで廃棄され始めており、今後排出量は加速度的に増加するとみられる。寿命を25年とした場合の推計排出量は2020年度で約3000㌧、2030年度で約3万㌧、2040年度で約80万㌧だ。報告書では不法投棄の極小化やリサイクルの推進といった課題を示した。
 環境省では今後、この検討結果を踏まえ、撤去・運搬・処理方法に関するガイドラインを策定するなどして対策を進めていく。

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