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エピソード環境市場新聞創刊時から連載する人気コラム。企業活性化教育研究所の長尾光雄所長が、企業研修時に経験した「因果倶時」(原因と結果は必ず一致するという意味)にまつわるエピソードを紹介します。

#28
因果倶時(いんがぐじ)-7-

「この世に行動力のない人なんていない。ただ〝行動したくない意味づけ〟をしてしまっている人がいるだけだ」
アンソニー・ロビンズ

 あなたの自己イメージは健全だろうか? 私の研修の参加者の安藤昌和さんは「私はルートワークしか能力のない人間です」と感想文に書いていた。安藤さんは現状にとらわれていてそこから出ることができない。その自分の気持ちを言ったのだろう。つまり自分自身でつくり出した心の牢獄にとらわれているのだ。
 現代は挑戦の時代だ。主体性を発揮していかに挑戦するかだ。今の安藤さんだと、挑戦すればできたことでも、挑戦しないだろう。本来、人間の脳は誰しも無限の資源を持っているものだ。自分で課した制限以外、何の制約もないのだ。
 安藤さんは、営業部門に所属している。ルートワークでは誰よりも高い評価を得ているが、営業力では部門の重荷になっている。営業訪問もしないので、行動力がないといわれている。
 自己啓発の権威として有名なアンソニー・ロビンズは「この世に行動力のない人なんていない。ただ"行動したくない意味づけ"をしてしまっている人がいるだけだ」と言っている。安藤さんの場合も同じだ。
 人間の行動の90%は潜在意識の影響を受けているといわれる。例えば、営業訪問は嫌だ、と思っている人は「過去にお客様に断られた、嫌な顔をされた、話を聞いてくれなかった」などの経験が潜在意識に組み込まれているのだ。それが行動したくない意味づけとなり、行動力が低下する。因果倶時だ。意味づけを変えることだ。
 私は安藤さんに言った。「ルートワークの片手間に1日1件の営業訪問を継続して実行すれば1年後にはトップセールスマンです」。1日1件ならやればできることだ。それを継続的に実行することで本気度が高まり訪問件数が劇的に上がり潜在意識が入れ替わるのだ。
 安藤さんは本気の人だ。だからたった1日1件のスタートでも、それが1年後には大きな結果につながるのは目に見えている。因果倶時だ。

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