• 導入事例
  • 『SMARTMETER ERIA』や『SMART CLOCK』を活用し、省エネを実現した事例です。

SMART CLOCK & SMARTMETEA ERIA 導入事例(2020年秋号)

日本テクノでは当社の省エネツール「SMART CLOCK(スマートクロック)」「SMARTMETEA ERIA(スマートメーターエリア、以下ERIA)」の導入企業を広報担当者が訪問し事例集を作成しています。すでに数百もの事例をストックしており、現在も新たな「お客様の声」を追加しています。このコーナーではその中から4つの取り組みをピックアップして紹介しています。
なお、取材時から一定期間が経過した企業には追加で調査を行い「最近の活動状況」として更新された情報を追加しています。


▼株式会社 亀屋万年堂 総本店
▼株式会社 インテックス
▼光文堂コミュニケーションズ 株式会社
▼株式会社 鍜治商店 カジマート みなみ店

株式会社 亀屋万年堂 総本店

「売り場はお客様が優先」。無理な省エネはしない。

■導入前後の比較:
契約電力 ▲23.8%(2018年→2019年)
使用電力量 ▲22.0%(2018年1月〜12月→2019年1月〜12月)

自発的活動を導く「見える化」で省エネに対する意識が深化

東京都目黒区、自由が丘発祥の老舗菓子店亀屋万年堂。「お菓子のホームラン王」のキャッチフレーズで知られるナボナは、発売から半世紀以上も根強い人気を保ち続ける代表商品だ。
同社ではかねてから電気の保安点検価格の妥当性や点検に対する付加価値などについて疑問を抱いており、インターネットで情報を知った日本テクノに見積もりを依頼した。返された提案は、保安点検だけでなく24時間の電力監視システムと省エネ行動を促す電気の「見える化」「理解(わか)る化」を含めるものだった。通常の保安点検よりも価格は高くなるものの、スタッフの改善活動に向けたモチベーションアップにつながると考えた社長の引地大介さんはその提案を受け入れ、サービスの採用を決めた。
サービス導入以前から経費削減を主眼とした業務改善の取り組みをしていた同社。それはリーダーの社長以下6人で構成する組織横断プロジェクトだった。会合は毎月実施され、水道光熱費をはじめ送料や原材料など詳細に検討を加えていた。そこで取り入れた節水弁の使用では、水道使用量の削減も実現している。


社屋は、1階が売り場とスタッフの休憩・打ち合わせスペース、2階が事務所になっている。その1階休憩スペースにSMART CLOCKを、2階事務所にERIAを設置した。これで、電気の使用状況を全体で「見える化」する体制が整った。
導入前には約30人のスタッフを2班に分け、日本テクノ担当者による勉強会を開いた。以前は不在スペースの消灯などを徹底していたが、それに加え、目標設定値を超えないように、空調も小まめに調整するようになった。
「以前は4台の空調がフル稼働していたのを、2台ずつ立ち上げるような取り組みも行い、契約電力・使用電力量ともに改善できました。店舗・事務スタッフともに自発的な活動をするようになったことが大きな成果です」(省エネ推進担当・ブロック長の工藤昭博さん)。
スタッフの省エネ意識が深化した結果、空調負荷が高まる時季でも前年比2割以上の改善効果が出ている。
(2020年2月取材)

ブロック長の工藤昭博さん。
ブロック長の工藤昭博さん。

住所 ● 東京都目黒区自由が丘1-15-12
TEL ● 03(3723)0345
URL ● https://www.navona.co.jp/
創業 ● 1938年
事業内容 ● 和菓子の製造・販売

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株式会社 インテックス

株式会社インテックス。2015年12月、電気の「見える化」を導入。

■導入前後の比較:
契約電力 ▲23.8%(2015年→2017年)
使用電力量 ▲23.8%(2015年1月〜12月→2017年1月〜12月)

省エネ意識の醸成
電気を多く使うタイミングが意識できるツール

「特別なことは何もしていません。とにかく意識して行動することの重要性は以前から伝えてきました。それが電気の〝見える化〞や日本テクノさんの省エネの考え方と合致したんです」と話してくれたのは、株式会社インテックス(岡山県岡山市)の専務取締役・福井英二さん。独自技術で資源の再利用に取り組む産業廃棄物処理を中核とする総合リサイクル企業だ。
省エネ活動に力を入れているのは、それが人材育成につながるから。目指すのはあくまでも無理のない活動で、日々の業務の延長線上に省エネがあると考える。
「一人ひとりがどうなりたいか考えて行動するのが大切で、ただ漠然と働いていては、時間も電気も無駄に消費するだけ。自分に置き換えた場合、家でも同じような電気の使い方をするかどうか。その気づきが必要です」。ERIAはどのタイミングで電気を多く使うのか、それを意識できる最適なツールだと捉えている。


導入前はデマンドピークが電気の基本料金に直結することは知らなかった。だから、破砕機やプレス機を同時に稼働するとアラームが鳴るとわかったのが大きな収穫だったという。起動のタイミングや不必要な稼働を気にするようになり、業務と電気の関連性を意識するようになった。それでも時としてヒューマンエラーは起きる。導入後も外灯の消し忘れがあった。対処のため、自動的に電源を切るタイマー設定を施した。すべてを人に頼らずとも機械任せで補えるものは、ためらわず使用する。
ERIAのアラームが鳴ると事務所から工場内の全員に無線で知らせるルールもつくった。図らずもこれがスタッフ同士のコミュニケーションになり、新たな連携も生まれていった。「経営する立場の会社側からは、何か特別なことを要求するわけではありません。意識してほしいというメッセージを届けているだけ。その発信のきっかけを出してくれるのがこのシステムなんです」と福井さんは気負わず語る。「一人ひとりが考える」という簡潔な呼びかけが社内の省エネ意識を醸成し、契約電力も使用電力量も着実に改善されていった。
(2018年3月取材)

専務取締役の福井英二さん。
専務取締役の福井英二さん。

住所 ● 岡山県岡山市北区神田町1-9-19
TEL ● 086(250)7800
URL ● https://www.intex-kk.com/
創立 ● 1996年
事業内容 ● 産業廃棄物収集運搬・処分ほか

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光文堂コミュニケーションズ 株式会社

社屋外観。電気の「見える化」は2014年11月に導入した。

■導入前後の比較:
契約電力 ▲23.8%▲5.9%(2012年→2019年)
使用電力量 ▲23.8%▲7.1%(2013年10月〜翌年9月→2017年10月〜翌年9月)

設備改善のタイミング把握
設備改善と運用改善の両輪で省エネ

創業は1950年。沖縄の老舗印刷会社、光文堂コミュニケーションズは大型オフセット印刷機3台、小ロット印刷機2台、ニス加工印刷機1台を備え、印刷のほかにも広告代理店やタウン誌発行など幅広く事業を展開している。
「SMART CLOCKとERIAの導入前、電気の使用状況は電力メーターで確認していたんです。その頃に比べれば本当に楽になりましたね」と常務取締役の奥原光則さんは話す。
電気の「見える化」導入後、ERIAモニターで使用状況を詳細に確認したところ、使用電力量が大幅に増えるのは、20年以上前に設置した空調が稼働するタイミングだとわかった。そこで古い空調は撤去して、天井設置タイプの新しい設備に入れ替えた。これで使用電力量が約10%改善できた。
続く設備改善はコンプレッサー。最大出力が高くて調節が容易なインバーター制御式の機械を導入し、オフセット印刷で使っていた3台を、2台に減らすことができた。それに加え、さらなる効率化を求めて圧縮したエアーの貯蔵タンク設置も進めた。タンクを備えたことで、高い出力を長時間維持できるようになり、最終的にはコンプレッサー1台ですべての印刷工程が賄えるようになった。「設備投資には原資が必要ですが、コンプレッサーは使用電力量が大きいので、その分改善効果も高くなる。2年ちょっとで元がとれました」。


設備改善と同様に重視しているのが運用改善だ。週に1回は各グループの責任者が集まり、省エネミーティングを実施している。電気の「見える化」を導入してからは、夏の空調稼働が電力ピークにつながるとわかったので、そのための効率的な対策を話し合った。「警報が鳴ると空調の設定温度を1℃ずつ上げて対応しますが、作業工程によってはスタッフに負担がかかる。そこで出たアイデアが小型ファンのついた空調服の採用でした。吸収蒸発機能の優れた最新素材のポロシャツタイプの作業服にも替えていく予定です」。
効果の高い設備改善と運用改善のアイデアで省エネを実現している同社。今後は全体の働き方なども見直し、業務効率の向上も図っていく。
(2019年7月取材)
常務取締役の奥原光則さん。
常務取締役の奥原光則さん。

住所 ● 沖縄県島尻郡南風原町字兼城577
TEL ● 098(889)1131
URL ● https://www.kobundo.net/
創立 ● 1950年
事業内容 ● 印刷業

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株式会社 鍜治商店 カジマート みなみ店

カジマート みなみ店の店内。

■導入前後の比較:
契約電力 ▲8.4%(2016年→2017年)
使用電力量 ▲1.2%(2015年9月〜翌年8月→2016年9月〜翌年8月)

改善効果の追求
スタッフの協力を促した視覚的な注意喚起

石川県を中心にスーパーマーケット・カジマートを多店舗展開する株式会社鍜治商店。百貨店で食品テナントの出店も行う。創業は古く大正初期にまでさかのぼる。
省エネの取り組みも継続的に実施しており、カジマートみなみ店では大規模な設備改善もした。「3年前、すべての冷蔵ケースと一部の冷蔵庫を刷新して、照明のほとんどをLEDにしました。それで使用電力量が大幅に改善できたんです」と代表取締役社長の鍛冶一雄さんは話す。日本テクノのサービスを知ったのはその直後。電気の「見える化」を導入すれば、改善効果はさらに上積みできる。取り組みを途切れさせてはいけないと考えた。


導入後、バックヤードにSMART CLOCKを設置し活動を開始したみなみ店の店長・鍛冶隆史さんはこう話す。「いつも目にする時計で視覚的に注意喚起できたから、スタッフの理解や協力はすぐ得られました。時計の色が黄色に変わると、お客様に迷惑をかけない部分で切れるスイッチがないか探すのですが、私より先に気づいたスタッフが、ここなら消しても大丈夫だと進んで行動してくれるのが心強いです」。そうしたピーク対策とともに、空調の分散稼働などの運用改善を徹底した。
その後も新たな取り組みは続く。空調負荷を抑え省エネにつなげるため屋上に散水装置を設置した。隆史さんは「今年の夏の時季には間に合わなかったのですが、どれほど効果が出るのか来年が楽しみです。それに夏場が電力ピークになる当店は、裏を返せば冬場でまだまだ対策する余地がある。活動はこれからです」。
今後は季節を問わず年間を通して月別、日別の使用電力量などの目標を細かく設定し、通年でムリ・ムダ・ムラをなくすよう計画的な省エネを進めていく。
(2017年11月取材)

最近の活動状況

取材時に隆史さんが話していた屋上散水機の効果は実証されている。導入前(2017年夏季)はデマンド値=310kW、使用電力量合計=375,416kWh。導入後(2018年夏季)はデマンド値=303kW、使用電力量合計=373,690kWhだった。デマンド値で7kW、使用電力量で1,726 kWh改善された。導入後の夏は前年より気温が高かったため、実質的効果はさらに高い。

社長の鍛冶一雄さん(左)と、みなみ店店長の鍛冶隆史さん。
社長の鍛冶一雄さん(左)と、みなみ店店長の鍛冶隆史さん。

住所 ● 石川県河北郡津幡町加賀爪ホ218
TEL ● 076(288)3980
URL ● http://www.kajimart.com/
設立 ● 大正初期
事業内容 ● スーパーマーケット

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SMART CLOCK、ERIAについては商品・サービス紹介サイトにて詳しくご紹介しています。
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