株式会社エコワスプラント| 河村隆一の訪問!エコスポット

一般的な区分からすれば産業廃棄物中間処理業。だがここで働くスタッフは自らの業種を「再生資源製造業」と呼ぶ。東京都西多摩郡日の出町にある株式会社 エコワスプラントは産廃全体の再資源化率が53%(環境省発表2015年度実績)にとどまる中、99.8%(2017年度実績)という業界最高水準の数値を実現した。日本テクノイメージキャラクター・河村隆一さんがそんなエコスポットを訪問した。

建設廃棄物の選別作業について説明を受ける河村さん。

扱うのは主に建設廃棄物。処理するものの9割以上は建てるときに排出される廃プラスチック類や木・紙・金属くず、がれき類といった新築系廃棄物だ。1日500トンは処理できる工場規模。それを100トン程度に抑えているのは、地球温暖化防止のため少しでも再資源化率を高め、埋立処分場へ〝捨て〞てしまうものを減らしたいから。手間や時間をかけず、分別できないものとして埋め立てに回せば、人件費など運営コストは抑えられる。その方法を選択しない経営方針が、最高水準の再資源化率を生む。「それが皆さんの誇りにつながり、企業の信頼性も高めているんでしょうね」と河村さんが感心する。

人の手による作業でまず8割分別

事務所棟の会議スペースで事業内容の説明を受けてから、品質管理グループ主任の五井直人さんと山下大貴さんの案内で工場へ向かう。その途中、大型トラックが出入りする広い入口から中の様子がうかがえた。分別ヤードに降ろされた廃棄物を、迷いなく素早い手つきで選別するスタッフの姿があった。


工場内を上部から見渡せるキャットウォークで、各ラインの概要を説明してもらいました。中央に手作業で廃棄物を選別する分別ヤードがあり、それを囲むように圧縮梱包機や破砕機、分別機などが配置されています。ここの手選別による作業で、およそ8割が、木、紙、金属、石こうボードなど14 品目に分別されるそうです。

99.8%の再資源化率を誇る現場

外階段から上がって工場内部を上から見渡せるキャットウォークに入る。十数人のスタッフのきめ細かい作業と、それを助ける重機の動きが一望できた。河村さんが思わず「すごい」と感嘆する。場内に下り、廃棄物がコンベアで流れる選別ラインに行くと、ここでも人と機械による分別作業がなされていた。


分別ヤードで粗選別された残りの混合廃棄物は、機械によって土砂をふるい落としたあと、コンベアに乗せられ、この手選別のラインに送られます。驚いたのはスタッフの皆さんの手際の良さと礼儀正しさ。仕事に対する誇りが、熟練の技にさらに磨きをかけているようです。ほぼ100%の再資源化率の理由がわかる気がしました。

発泡スチロールなどは自社で再商品化

ヤードの粗選別を経てライン選別に回すという工程を数回繰り返す。そうしたこだわりが廃棄物処理ではない「再生資源の製造」には不可欠だ。河村さんが「ここで廃棄物が資源に変わるんですね」と言った。


発泡スチロールはこの溶融機で処理し、プラスチック原料になります。再商品化までを自社で行う工程。ほかの分別した廃棄物の多くは専門の再生業者へ送り再生ボードや燃料、段ボールなどに再商品化されますが、このプラスチック原料のほか、学校の校庭などにラインを引くグラウンドマーカーなどを自社製造しているそうです。

最後に皆さんと記念写真

「株式会社エコワスプラント」 訪問中のメイキング動画はこちらから



【音楽】河村 隆一「Life」

※掲載されている当社が提供するサービスに関わる情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、環境市場新聞発行日時点の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
※「SMARTMETER」(スマートメーター)は日本テクノの登録商標です。

関連記事一覧