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主要温室効果ガス濃度最高更新

CO2、メタン、N2O大気中増加続く ―世界気象機関 2019年分を解析―

気象庁は2020年11月、世界気象機関(WMO)の発行する「温室効果ガス年報第16号」において、主要な温室効果ガスの大気中の世界平均濃度は近年継続して増加しており、2019年も観測史上最高を更新したと発表した。この年報は、気象庁が運営する温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)によって、世界中で観測されたデータを収集・解析し、その結果などをもとに作成される。
 最高値を更新した主要な温室効果ガス3種のうち最も大きな比率を占める二酸化炭素(CO2)濃度は410.5±0.2ppmで、前年から2.6ppm(0.64%)増加した。増加量は、最近10年間の平均2.37ppmを上回っている。推計される産業革命前(工業化以前)の濃度は約278ppmで、その148%に達する。年報では増加原因を「主として化石燃料の燃焼とセメント生産及び森林伐採とその他の土地利用変化からの放出による結果」としている。
 CO2に次いで比率の大きいメタン(CH4)の濃度は1877±2ppb(「ppb」は大気中の分子10億個中、「ppm」は同100万個中にある対象物質の個数を示す単位)。前年から8ppb(0.43%)増加した。工業化以前は約722ppbで、その260%に達している。3番目に大きい一酸化二窒素(N2O)の濃度は332.0±0.1ppb。前年から0.9ppb(0.27%)増加。工業化以前は約270ppbで、その123%になった。

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