手ぬぐいは工夫次第で七変化 災害時にも大活躍!|おばあちゃんの知恵袋
*本記事は環境市場新聞73号掲載記事です。
台風シーズン到来。みなさんは災害への備えは万全ですか。
災害時に家庭に用意しておくべき備蓄品として、水や非常食などの食料品は少なくとも3日分、大規模な災害時には1週間分といわれています。
また非常用の持ち出し袋のなかには、食料品のほかにも、衣類や雨具、懐中電灯、救急用品、洗面用具、トイレットペーパー、ゴミ袋、携帯用トイレなど、さまざまな備えが必要です。定期的に見直しておきたいですね。
手ぬぐいがマスクや靴下の代わりに
今回は、非常用としてはもちろん、普段使いも便利な「手ぬぐい」のお話をしましょう。
木綿でできた手ぬぐいは、丈夫でかさばらないうえに、いろいろなものに代用できます。たとえば、マスクや靴下、肌寒い時にはマフラー代わり。
適度な長さがある手ぬぐいは、くるっと巻いて結ぶだけで固定できるので、万一のときに便利です。端を縫製していないものなら手でも簡単に切り裂けます。幅5センチメートルくらいに細長く切り裂いて、端までいったら少しだけ残して折り返し。つづら折りのように長くつなげれば包帯になります。
吸水性があり乾くのも早いので、小さなお子さんのいる家庭では、オムツの代わりにもいいですね。
手ぬぐいを使ったあずま袋の作り方
おばあちゃんが日ごろ持ち歩いているのが、手ぬぐいをリメイクしたエコバッグです。「あずま袋」とも呼ばれるもので、手ぬぐいを切らずに、針と糸を使って2ヵ所を縫うだけででき上ります。
つくり方は簡単。まず手ぬぐいの長辺の3等分した位置に目印をつけます。その目印に合わせて片方だけ折りたたみ、布が重なった上部だけをまっすぐ縫います。
続いて縫い合わせた生地をめくっておき、反対側も目印部分で折りたたみ、今度は下辺を縫い合わせます。
裏表をひっくり返して縫い目を内側に入れたら、持ち手の部分を結んで使う三角形のかわいらしい手提げ袋の完成です。
小さく折りたたんでおけるので、持ち運びしやすいうえに、もしものときは糸をほどけば、また手ぬぐいとしても使えます。
最近は絵柄や色も豊富にあるようです。暑い季節には、好きな色柄の手ぬぐいで首元を覆って日除けや汗止めとして使ってもおしゃれですよ。
ほかにもさまざまな使い方をご紹介しています。
80歳。エコな暮らしとお爺さんのことが大好き。趣味はお散歩と家庭菜園と、みなさんにエコ知識をお伝えすること。おばあちゃんの手にかかると、野菜の皮や茎の部分もおいしいお料理に変身する。好きな言葉は「温故知新」。
おばあちゃんの家族やお友達を「テクノ家プロフィール」でご紹介しています。