ラニーニャ現象

ラニーニャ現象とは、南米のペルー沖の海面温度が平年より低くなる現象です。ラニーニャは、定常的に吹く東風(貿易風)が強まることに起因しています。南米から太平洋に吹く東風が強まると、太平洋の西側にある暖かい海水が西側にとどまり、太平洋全体の海面温度が下がります。さらにインドネシア付近の暖かい海水はその場に停滞し、積乱雲が発達します。そうすると日本上空は高気圧におおわれます。気象現象なので必ずではありませんが、日本上空の高気圧により夏は晴天が続き猛暑に、冬は西高東低の気圧配置が強まるため厳冬になる傾向があります。南米の気象の変化が遠く離れた日本の気象にも影響を与えるのです。ちなみに、ラニーニャとはスペイン語で「女の子」という意味。1985年にアメリカの海洋学者がこの名称を提唱し、定着したそうです。

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