• サステナブルノート
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高騰する電力料金 待機電力をいまいちど確認!

お正月も過ぎ、暦では1年で最も寒いとされる大寒が目前となりました。寒い日が続き暖房器具の使用が増えるなか、電気料金の高騰も見過ごせません。高いからといって使わないわけにもいかない電気。この機会に待機電力にムダがないか確認してみませんか。

待機電力とは

省エネや節電が叫ばれるようになった昨今では多くの方が耳にしたことがあるのではないでしょうか。待機電力とは家電や機器の待機している、つまりスタンバイ状態であるときに消費されている電力です。「使っていないのに電気を使うの?」と思う方もいるかもしれませんが、例えばテレビは画面が消えていてもリモコンのボタンを押したら電源が入りますよね。一見電源が入っていないように見えても、いつでもリモコンからの信号を受信できるようにスタンバイ状態になっています。そこで消費されている電力が待機電力です。

こんなところで待機電力が…!

では家庭の中でどんなものが待機電力を多く消費するのでしょうか。多く消費するものとしてガス温水器、テレビ、エアコンがあげられます。特にガス温水器は湯量や温度の測定や調整に電気を使用するため、待機電力全体の2割ほどを占めることもあるようです。こちらは夜間や外出時には電源をオフにすることで待機電力を抑えることができます。 また、細かいところではスマホの充電器やポット、電子レンジなどはプラグを挿しているだけで電力を消費していることがあります。常時通電している必要のないものはプラグを抜いておくか、節電タップを使用して小まめに電源を切りましょう。またこの季節に気を付けたいのがトイレの暖房便座。使用後にフタを開けっ放しにしていると熱が逃げやすくなり、温めるために余計な電力を消費します。使用後はフタを閉めて保温できるように心がけましょう。長時間外出する場合は電源を切る、また設定温度を低めにすることも有効です。

大切なのは意識すること

待機電力は家電を動かす電力に比べたら些細な量かもしれませんが、常に消費される電力のため長い目でみると大きな消費となり、一般的な家庭で消費される電力のうち約5%が待機電力と言われています。電力会社によりますが、最近は時間帯ごとの使用電力量がWebで確認できるサービスもあります。夜間や外出時など、あまり電気を使わない時間帯で数値を比較することでムダな待機電力が見つかるかもしれません。電気には色がついていないのでなかなか使っていると認識するのは難しいですが、電気料金の高騰している今、改めて電気の消し忘れなども含め普段から意識して生活していきたいですね。

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