日本テクノ 第3のガス発電所供給開始

14基構成ガスエンジン2既設と同規模 出力11万kW級

 本紙発行元の日本テクノは2022年4月、千葉県袖ケ浦市、新潟県上越市に続く第3の天然ガスエンジン火力発電所(茨城県那珂市)をスタートさせる。供給開始を機に、一般家庭向け電力販売での大規模キャンペーンも展開する。

柔軟な出力需要に合わせ

 日本テクノは2021年10月、自社の既設2カ所(日本テクノ袖ケ浦グリーンパワーおよび日本テクノ上越グリーンパワー)と同等の設備を持つ株式会社那珂瓦斯発電所の発行済み株式を100%取得し、完全子会社にした。1基当たりの発電出力が7800kWある「カワサキグリーンガスエンジン」14基で構成される11万kW級の発電所。発電効率は世界最高の49.5%になる。2022年4月1日から、つくられる電気の全量を日本テクノの供給力として運用する。
 エンジン14基の組み合わせにより出力を柔軟に調整することで常に高い発電効率を維持できる。その可変性を生かし需要状況に合わせながら休日を含めた24時間稼働が可能になる。夏季・冬季の市場価格高騰時や需給逼迫時にフレキシブルに対応させていく方針だ。

同時スタート一般家庭向け電力販売10万件キャンペーン

 第3のガス発電所での電力供給スタートに合わせた特別サービスも始める。2022年4月の供給分から展開する一般家庭向け電力販売メニュー「環境市場でんき」の「お申し込み10万件キャンペーン」だ。CO2フリーの「6ヵ月市場連動型自動クロス」を対象に、通常かかる需給管理コストなどを無料にする。先着10万件に提供する大規模な呼びかけだ。
 対象メニューの料金単価は、市場価格が安価な傾向にある春や秋の6カ月は市場に連動させ、高くなりやすい夏と冬の残り6カ月を自動的に固定単価に切り替えるもの。
 電力の市場価格は一般的に、日照に影響される太陽光発電からの供給量が大幅に増えると安くなる。そのタイミングに合わせ電気を使う上げ下げデマンドレスポンスを活用することで再生可能エネルギー(再エネ)を無駄なく利用できる。そこに今回のキャンペーンで提供されるような市場連動型の料金を採用すれば家計の負担も減らせる。
 日本テクノでは、柔軟な出力制御ができる発電施設の確保で電力の安定供給を支えながら、電力の販売方法にも工夫を施し再エネ普及を促していく考えだ。

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