サステナブルノート

省エネ、エコといった日常の暮らしに彩りを添える豆知識から、地球温暖化や環境問題まで、サステナブルな暮らしを送るのに役立つ広範囲な情報を紹介。また、随時特集と銘打ってその時期ホットな話題を深掘りします。

わたしたちの暮らしから排出されるCO2について考える

温暖化が進むなか、わたしたちが暮らすうえでどれくらいのCO2が排出されているかをご存知でしょうか。自宅で過ごすだけでも、家電やガスを使用すればCO2は排出されます。モクモクと煙があがる工場などと比べれば小さく思えても、年間あたりで見てみるとかなり大きな数字になり、世帯数が重なっていけばさらに数字は大きくなっていきます。
今回は、わたしたちの暮らしによって、どの程度CO2を排出しているのかを考えていきます。


家庭から排出されるCO2について

環境省によると、1年間に排出されたCO2は1世帯あたり2.59トンにものぼります(2022年)。そのうち電気の使用によるものが1.74トンと約7割を占めています。

世帯当たり年間エネルギー種別CO2排出量・構成比(令和4年度)

次に、エネルギーの使用用途別の排出構成比について見ていくと、そのほとんどが照明や冷暖房、給湯などの生活に必要不可欠なものです。普通の暮らしをするだけで排出されてしまうため、これらを大きく減らすのは難しいことがわかります。

世帯当たり年間用途別CO2排出構成比(令和4年度)


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漠然と減らすのではなく、まずは知ること

環境のためにCO2排出量を減らそうと思っても、何からすべきかわからない、目に見える効果がないので自分事として捉えにくいと思われることもあるでしょう。そこで大切なのが「知る」こと。自分の家庭の排出量を算出することはなかなか難しいものの、前段で示した環境省の資料などを見れば一般的な家庭の排出源の割合などがわかります。例えば、もっとも多いのは電気使用によるCO2排出量で、そのうち給湯と冷暖房は同程度の排出量であることがデータから読み取れます。これらの傾向を自分の暮らしに当てはめることで、どのような省エネアクションをとるべきなのかを考える一助になりますね。

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できること一つひとつの積み重ね

「環境のため」「SDGsのため」と考えすぎると少し窮屈な気持ちになってしまいます。現代的な生活には電気やガスが不可欠で、単純にCO2排出量をゼロにするならエアコンも冷蔵庫も使わないで暮らすしかありません。だからこそ、無理せずにできる省エネアクションを一つひとつ積み重ねていくことが大切です。皆さんの電気やガスの使い方にムダはありませんか?空調を弱める、冷蔵庫の開閉時間を少なくするなど簡単な省エネアクションで構いません。
また、古い家電は消費電力が大きくCO2排出量も多い場合があります。ひとつの物を大切に使い続けることは良いことですが、古すぎる家電は新しく買い替えることでエネルギー効率が向上する場合もあります。

新年を機に、わたしたちにできることを今一度振り返り、昨年よりもCO2排出量の少ない1年を過ごしてみてはいかがでしょうか。

参考:家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭からのCO2排出量を知る(環境省)

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