排出量基準年比18.4%減

温室効果ガス 2020年度速報値

 環境省と国立環境研究所は2021年12月、2020年度の国内温室効果ガス排出量の速報値を公表した。総排出量は二酸化炭素(CO2)換算(以下同)で11億4900万トンだった。日本が削減量を比較する基準である2013年度から18.4%の減少となった。

 2020年度の排出量は前年度と比べて5.1%(6200万トン)減少した。アメリカなどが基準とする2005年度比では16.8%減。再生可能エネルギー(再エネ)の導入拡大や省エネの進展で2014年度以降減少傾向は続いている。ただし日本は2050年のカーボンニュートラル(排出量実質ゼロ)実現の前段階として2030年に2013年度比46%減の目標を表明している。今回の同18.4%減からはその倍以上の削減が必要だとわかった。
 燃料の燃焼などによるエネルギー起源CO2排出量の主な部門別の内訳は、工場など「産業部門」が3億5300万トンで前年度比8.3%(3200万トン)減、自動車など「運輸部門」が1億8500万トンで同10.2%(2100万トン)減、商業やオフィスなど「業務その他部門」が1億8400万トンで同4.1%(800万トン)減、「家庭部門」が1億6700万トンで同4.9%(790万トン )増だった。

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