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春の七草で無病息災|おばあちゃんの知恵袋

おばあちゃん

こんにちは、おばあちゃんです。
12月も3分の1が過ぎ、お正月が近づいていますね。皆さん年始はどのように過ごされるのでしょうか。
今回は少し気が早いですが、1月7日に食べる春の七草についてご紹介します。
春の七草(ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、せり、なずな、すずな、すずしろ)とおばあちゃん

春の七草とは、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、せり、なずな、すずな、すずしろの7種の野菜のこと。毎年1月7日になると1年の無病息災邪気払いを願って、粥にして食べるのが一般的です。なぜ冬真っただ中にもかかわらず春の七草なのかというと、もともとは旧暦の立春の行事だから。旧暦の1月7日は現代でいう2月23日(2026年の場合)。新年が寒さのやわらぎだす2月半ばであるため「春の」七草と呼ばれるんですね。

七草は春だけではなく秋にもあり、秋の七草は「ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、クズ、フジバカマ、オミナエシ」の7種です。これは、万葉集で山上憶良が詠んだ歌が由来になっていて、観賞することで秋を楽しむといった趣旨の物。春の七草のように食べる習慣はないので聞いたことがない人も多いかもしれませんね。春の七草でつくる七草粥は、お正月で疲れた胃腸にもやさしく、理にかなった料理です。だからこそ、現在まで習慣として定着してきたのかもしれません。

おばあちゃんも毎年七草粥を作っていますが、余ったお餅を一口サイズに切ったものを入れるのが定番。お餅の消費にもなりますし、食べ応えが増すのでおすすめですよ。来年の1月7日は、七草粥を食べて胃腸をいたわりながら無病息災を願ってみてはいかがでしょうか。
七草がゆのことを考えるおばあちゃん

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