2023年度推計食品ロス量464万トン 1人当たり年37キログラム
この記事のポイント
食品ロス量の2023年度推計値は464万トン
詳細な推計を開始した2012年度以降、初めて事業系が家庭系を下回った
2030年度までの新たな目標が定められた
2000年度発生量から半減させる目標はすでに達成
環境省、農林水産省、消費者庁は2025年6月、食品ロス(本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品)量の2023年度推計値を公表しました。発生量は前年度から約8万トン(約1.7%)減少し464万トン。国民1人当たりにすると年間37キログラムになりました。
内訳は、事業系が前年度比約5万トン(約2.1%)減の231万トン、家庭系が同約3万トン(約1.3%)減の233万トン。詳細な推計を開始した2012年度以降初めて事業系食品ロス(事業系)が家庭系食品ロス(家庭系)を下回りました。事業系では特に食品製造からの発生が大きく減少しました。
食品ロスによる経済損失額と温室効果ガスの排出量も推計しています。前者の合計金額は4.0兆円(国民1人当たり年間3万1,814円)、後者は二酸化炭素(CO2)換算で1,050 万トン(同84キログラム)にのぼります。
食品ロスについては、2000年度発生量から半減させる政府の当初目標がすでに達成され、2025年3月に新たな目標が決められました。事業系は2030年度に60%減(2023年度は58%減)、家庭系はより早期達成をめざす 50%減(同46%減)の合計435万トンと定められました。
【図】食品ロス量の推移

事業系食品ロスと家庭系食品ロス
事業活動を伴って発生する食品ロスを「事業系食品ロス」、各家庭から発生する食品ロスを「家庭系食品ロス」と呼ぶ。事業系の食品ロスはさらに「食品製造」「食品卸売」「食品小売」「外食」の4業種に分類できる。
※本記事は環境市場新聞82号(1面)記事を掲載しています。

























































