手軽でエコな乗り物! 自転車のススメ
本コラムは当社提供番組『省エネの達人「企業編」』内の省エネコラムと、当社導入事例サイト内で展開していた『環境コラム』を合わせて新たにリニューアルしたものです。
天気のいい日に自転車で颯爽と走るのは気持ちがいいものですね。免許がいらないので、気軽に乗ることができます。最近、自転車はエコな乗り物として見直されています。自動車のようにガソリンを使ったり、また二酸化炭素(CO2)を排出したりしません。さて、そんな自転車ですが、5月は法律で「自転車月間」に定められていることをご存じでしたか。それにちなんで、今回のコラムでは自転車についてお話しします。
毎年5月は自転車月間
1981年5月に自転車基本法が制定され、それを記念して5月は自転車月間と決められました。さらに2017 年 5 月 1 日付で「自転車活用推進法」が施行され、同法第 14 条で「5 月 5 日は自転車の日」「5 月は自転車月間」と正式に定められました。この法律には、自転車の「環境にやさしい」「交通渋滞を起こさない」「健康によい」などのメリットの有効活用を図る目的があります。国や地方自治体といった公的機関が主体となり、より一層の自転車有効活用の啓発に向けた機運が高められることが期待されています。
環境にやさしい乗り物
自転車はペダルをこいで進む乗り物なので、CO2を排出しません。ちなみに、主な乗り物のCO2排出量は、鉄道が19g/㎞、バスが51g/㎞、自家用車が168g/㎞となっています。環境にとっては自転車のほか、鉄道・バスなどの公共交通機関を利用するのがよいでしょう。また、近年流行している新型コロナウイルス感染症対策として、自転車通勤が推奨されています。通勤・通学時の鉄道やバスと比べて、人との接触を抑えられるため、自転車通勤に切り替える人が増えているようです。
注意すべき点
自転車は、道路交通法上「軽車両」にあたります。そのため、運転するときは「車両としての交通ルール」を順守する必要があります。たとえば、基本的なことですが「信号無視をしない」「酒気帯び運転をしない」などです。たとえ近所に買物へ出かけるときでも、安全運転を意識しましょう。また、交通事故にも注意しましょう。警視庁のデータによると、都内における2021年の交通事故全体に占める自転車関与事故の割合を示す「自転車関与率」は43.6%でした。2016年が32.1%で、年々増加傾向にあります。防衛手段として、ヘルメットをかぶりましょう。現在は多くの都道府県などで自転車保険の加入が義務または推奨されています。自転車事故の加害状況によっては高額な損害賠償金が請求されることもありますので、加入しておくと安心です。
自転車は気軽に乗れるエコな乗り物です。自転車月間をきっかけに、地球温暖化対策にも役立つライフスタイルを実践してみませんか。安全運転で、くれぐれも事故には注意してくださいね。
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