• サステナブルノート
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メリットは大きい!マイボトルをもちましょう

梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。夏に注意したいのは熱中症ですが、対策としては適度な水分補給が有効です。皆さんは普段の水分補給をどのように行っていますか。ペットボトルや缶入りの飲料を買う人もいれば、自宅で飲料を準備しマイボトルに入れてもち歩く人もいると思います。ある調査によると、約4割の人がマイボトルをもち歩いていると答えているそうです。

マイボトルと一口にいっても軽いプラスチック製のものから、保温・保冷性能が高いステンレス製のものなどたくさんの種類があります。今回のコラムでは主にステンレス製のマイボトルについてお話しします。

経済効果と保温機能

マイボトルのメリットについて、まず経済効果が高い点が挙げられます。たとえば、1日当たり500mlのペットボトル飲料を2本飲むとします。1本150円ぐらいとして、1日約300円、1ヵ月で約9,000円になります。年間に換算すると10万円を超えます。これだけのお金があれば旅行や高級レストランでの食事などを楽しむことができますね。一方、マイボトルの購入費用は2,000~3,000円程度しますが、自宅で飲み物を用意すれば(1杯20~30円程度)すぐに元を取ることができます。 また、冷たいものを冷たいまま、温かいものを温かいまま飲める点もメリットです。朝に飲み物を入れても、夕方まで飲み頃の温度をキープできます。夏は熱中症対策、冬は冷え症対策にもなりますので、1年中利用している人も多いです。

デメリット

一方、デメリットもあります。マイボトルは保温・保冷性能が高いためペットボトルよりも150~200gほど重く場所を取ります。カバンをもたない人や荷物を軽くしたい人には不向きかもしれません。

また、マイボトルは使うたびに必ず洗わなければいけません。種類にもよりますが容量が1,000ml以下のものは口径が小さいため、奥まで手を入れて洗うことはできませんので、専用のブラシなどで洗う必要があります。面倒だからといってそのまま洗わずにいると、雑菌が繁殖してしまうため衛生面でよくありません。毎日しっかり洗う習慣をつけましょう。

注意すべき点

マイボトルを使用するにあたり、注意すべき点があります。ステンレス製は、入れる飲み物によっては内部が腐食する可能性があり、飲んだ場合に食中毒を起こす場合があります。お茶やコーヒー、紅茶などは大丈夫ですが、塩分を含んだ「スポーツドリンク」「味噌汁」「スープ」、炭酸飲料などはNGです。どうしてもスポーツドリンクや炭酸飲料を入れたい場合は、一部のメーカーから内部のフッ素コートが通常より厚いスポーツドリンクや炭酸飲料対応のステンレスボトルが発売されていますので、そちらをお使いください。

また、お手入れにも注意が必要です。洗浄時に塩素系の洗剤や煮沸、食器洗い乾燥機、浸け置き洗い、金属製のたわし、研磨剤、シンナーなどが使えません。塩素系の洗剤で洗ったり、つけ置き洗いをしたりすると、ステンレス内部のサビや穴あきにつながります。

最後に

マイボトルにはデメリットや注意すべき点がありますが、先ほど紹介した経済効果、保温機能以外にも「環境にやさしい」という大きなメリットがあります。これから水分補給が大事になる時期。皆さんもぜひマイボトルを上手に利用し、地球にもお財布にもやさしく過ごしませんか。

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