使用済み太陽光設備 廃棄の指針

環境省ガイドライン第3版 公表

 2030年代後半と想定される太陽光パネル廃棄のピークに向けて環境省は2024年8月、設備のリサイクルや適正処理の指針になるガイドライン第3版を公表した。2016年の第1版、2018年の第2版に続く3回目の策定。関係者に対する周知の徹底、発電終了設備の安全保持といった有識者会議で出た要請に応える形で改訂した。
 使用済み太陽光発電設備の取り扱い、解体・撤去、リユース、収集・運搬、リサイクル、埋め立て処分といった処理全体の流れを押さえ、所有者や解体・撤去業者、リサイクル業者など関係者ごとに関連する内容をまとめた。
 太陽光発電設備は一般に金属、ガラス、コンクリートなど産業廃棄物品目の混合物として取り扱われるため、所有者はそれらの許可品目を持つ業者に処理を委託しなければならない、といった具合に整理されている。
 そうした平時の処理に加えて、災害時の解体・撤去作業の流れといった設備の取り扱いにも触れている。

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