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グリーンパワーブック 再生可能エネルギー入門

大人が使える子ども向け入門書

「本書は再生可能エネルギー教育の副読本として製作されましたが、大人でも読み応えがあるように編集しています」(156ページ)という記述のとおり、教養を深める目的の一般書籍と比較しても、少しも引けを取らない内容。それでいて本来のターゲットである子どもに向けても、理解を深められるやさしい言葉づかいがちりばめられている。そこには良書を提供したいというつくり手のひたむきな姿勢がうかがえる。
例えば、地球上の風は、もとをたどれば太陽の熱に起因する。その大人でも気づくことが少ない知識を「風のお母さんは太陽だって知ってる? 太陽が地球の空気を温めると、温まった空気は軽くなって上に上がり、薄くなったところをうめるように、まわりから冷たい空気が移動してくる。それが風なんだ」(18ページ)と解説する。風力発電を紹介する導入部だ。
同様に地熱を「大地」、バイオマスを「生きもの」と言い換え、太陽光、風力、水力といった再生可能エネルギーの仕組みや現状、普及を妨げる課題までにも言及している。これから学ぶ人も、知識を再確認したい人も、子どもにも大人にも適した一冊。

ダイヤモンド社 1,000円+税
一般社団法人 Think the Earth 編著
「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに2001年に発足。環境問題や社会問題に関する情報を書籍やウェブで発信している。これまで『1秒の世界』『いきものがたり――生物多様性 11の話』などを出発。

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