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非合理なこだわりは変換- 不安や悩みを和らげる「論理情動行動療法」

 こころの疲れを誘発する要因に、極端な信念や過度のこだわりがあります。今回はそうした気持ちをコントロールする心理療法について紹介しましょう。
 メンタル不調の原因の1つに、適切ではない認知があります。簡単にいうと、思い込みや歪んだ認識のことで、小さなことを大きく受け止め過ぎたり、物事を白黒はっきり捉え過ぎたり、過剰なこだわりを持つといった気持ちです。この適切でない認知が、ストレスを感じやすくさせるのです。
 アメリカの心理学者アルバート・エリスは、適切でない認知を非合理的信念と名づけ、不安を和らげる「論理情動行動療法」を提唱しました。その一番のポイントは「〜しなければならない」「絶対に〜でなければならない」など、思い込みから生まれる非合理的信念の修正です。  悩みの多くは事実から生じるのではなく、その事実をどう受け止めるかという信念から生まれます。その信念やこだわりが非合理的であったとき、それを修正していく心理療法です。まず胸中を見つめ直し、抱いた信念が論理にかなっていないと、自分のこころに指摘する。いわば自分自身に対する論破です。その論破を経て合理的な考え方に変換していきます。このプロセスによって不安を取り除くのが論理情動行動療法なのです。
 例えば、嫌われるのが恐く「すべての人から好かれなければならない」と思っていた人なら、考え方を「自分にも好きな人、苦手な人がいるように、すべての人に好かれるのは難しい」と合理的な思考に変換する。失敗を恐れ「絶対に失敗してはいけない」とこだわっていた人なら「失敗をしない人間はいないから、失敗したときのフォローの仕方を考えよう」に改める。
 信念やこだわりがよい結果を生むこともありますが、場合によっては不安を感じ、悩みの原因にもなり得ます。悩みの根拠を見つめ、非合理的な点を探して論破し、変換して不安を除き行動を変える。何かに悩んだらこの方法を思い出し、こころのあり方を見直してみましょう。

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