肌の乾燥を防ぎ免疫力アップ!
*本記事は環境市場新聞75号掲載記事です。
北風と我慢比べの寒い季節、悩ましいのが乾燥するお肌。肌の乾燥は、体の不快感だけでなく、免疫力の低下にもつながるといわれます。免疫力を高め、冬のウイルスも負かす丈夫な体づくりをお肌から始めましょう。
肌の乾燥対策には保湿剤を塗るなどもありますが、実は体の内側から体質改善も大切なんです。健康な肌を保つために気を付けたいのは「睡眠」「運動」「食事」の3つです。
体の内側から健康な肌づくり
まずは良質な睡眠。入浴で体を適度に温めてからの就寝は深い眠りをもらたしてくれます。寝床でのスマホやテレビは脳を覚醒させてしまうので控えましょうね。
続いて運動。がんばり過ぎはよくありませんが、ストレッチやウォーキングなど軽い運動で血行を良くして活発な肌の新陳代謝につなげましょう。
食事で気を付けたいのは、栄養バランスとこまめな水分補給。健康な肌のもととなるタンパク質をはじめ、植物油や青魚などに含まれる必須脂肪酸も肌の大切な形成要素です。また肌の維持・再生を促すには野菜・果物などのビタミン類、レバー・牡蠣など亜鉛を含んだ食品もおすすめです。
おすすめ食材「ゆず」の効能
そこでおばあちゃんのおすすめ食材は、ビタミンCやEが豊富で鍋の薬味としてもおいしい「ゆず」。特に皮の部分には果汁の約4倍ものビタミンCが含まれています。まるごと輪切りにして砂糖やハチミツにつけておくと、そのまま食べてもおいしく、お湯で割って飲めば水分補給にも最適です。ビタミン類は体のなかに温存することができないので、毎日の習慣にするとよいですね。
また種も無駄にはしません。ゆずの種には特有のぬめりがあるのですが、これはペクチンという天然の保湿成分です。おばあちゃんはこれを生かして化粧水を手づくりしています。果実から取り出した種を20度以上の焼酎もしくは日本酒に漬けて1週間ほど置きます。中身がトロトロになったら種を取り出して完成。肌なじみがよく、ゆずの香りも楽しめるので全身に使っています。ただし体質に合わなかったり、アルコールに弱い方は使用を控えてくださいね。
体の内外から上手に保湿することで肌だけでなく丈夫な体づくり、ぜひ実践してみてください。
寒い冬に役立つさまざまな知恵をご紹介しています。
80歳。エコな暮らしとお爺さんのことが大好き。趣味はお散歩と家庭菜園と、みなさんにエコ知識をお伝えすること。おばあちゃんの手にかかると、野菜の皮や茎の部分もおいしいお料理に変身する。好きな言葉は「温故知新」。
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