
春の花を意外な素材とあわせてつくる手作りポプリ|おばあちゃんの知恵袋

春に咲く花摘みは楽しいですよね。色とりどりの花びらをドライフラワーにして透明容器に入れて集めておきます。小さく割った卵の殻に好きなハーバルオイルを染みこませて花びらに混ぜ込むと、おしゃれな芳香剤に変わりますよ。

@よっちゃんさん

他にもこんな『春の遊び』をご提供いただきました

春の陽を浴びながら、緑が芽吹いた木々や小川、遠くの山々を家族で写生して楽しみます。もちろん、家のそばの公園でもかまいません。お弁当を持っての写生はとても楽しい時間になります。完成した絵は額に入れて部屋に飾ります。親子の絵を並べて飾ると、見ているだけで気持ちが癒されます。
@草取り名人さん

80歳。エコな暮らしとお爺さんのことが大好き。趣味はお散歩と家庭菜園と、みなさんにエコ知識をお伝えすること。おばあちゃんの手にかかると、野菜の皮や茎の部分もおいしいお料理に変身する。好きな言葉は「温故知新」。
おばあちゃんの家族やお友達を「テクノ家プロフィール」でご紹介しています。
こんにちは、おばあちゃんです。


たくさんの花が咲き誇る春。それぞれの花期はあっという間でも、街角で彩り豊かな花を目にする機会が増えますね。花屋で買ったり公園に出掛けたりして目で楽しむほか、観光農園などでお花摘みを楽しむ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
花を長く楽しむ方法といえば、古くから親しまれているのは押し花。おばあちゃんも子どもの頃は野に咲く花を摘んで帰り、厚い本に挟んで押し花を作ったものです。
最近では電子化で紙媒体の本が少なくなったことも関係しているのでしょうか、押し花をつくる話題は以前より聞こえなくなりましたが、せっかく手にしたきれいな花を少しでも長く楽しみたいのは時代が移っても変わりませんよね。そんなときは、押し花よりも簡単なドライフラワーにしてみてはいかがでしょうか。
もっとも簡単なのは、風通しのよい場所に吊り下げておく方法。1~2週間で乾燥し完成しますが、扇風機で風をあてたり浴室乾燥機などを併用したりして短時間で乾かすとより美しい仕上がりになりますよ。花びらだけをドライフラワーにするなら、1枚ずつ外してカゴや新聞紙の上に並べて乾燥させましょう。
花の形を保ちたいなら、水に挿したまま乾燥させる方法もあります。少量の水を入れた花瓶に挿しておき、風通しのよい場所に置いておくと、花びらの水分が少しずつ蒸発していき、こちらも1~2週間で仕上がります。
できあがったドライフラワーにお好みのアロマオイルを数滴垂らして混ぜ合わせれば手作りポプリにも。お送りいただいたお便りのように卵の殻にもアロマを染みこませ一緒にリメイクに使うと、香りがよいだけでなく吸湿にも一役買います。卵の殻を使う場合は、使用後よく洗ってしっかり乾燥させてからにしましょう。ある程度の大きさに割って花びらと混ぜて容器に入れてもよいですし、卵の殻自体を容器代わりにしてもおしゃれですね。
卵の殻には「気孔」と呼ばれる小さな穴がたくさんあいていて、ひよこが中にいるときはその穴から酸素を取り込んでいるんです。二酸化炭素もその穴から排出するので、通気性抜群な素材なんですね。成分自体も吸湿性の高い炭酸カルシウムが90%以上を占めています。そんな特性をもつ卵の殻、今回の知恵のようなアロマストーンとして再利用されるほか、バスマットやコースターといった速乾性が求められる製品にも使用されているんですよ。
生花を楽しんだ後の花びらと、食べ終わった卵の殻。同時にリメイクできてお部屋もおしゃれにできるエコな知恵のご紹介でした。
@おばあちゃん