レジ袋使わない人3割から7割へ

環境省「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」

 環境省は2020年12月、それまで展開していた「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」キャンペーンで目標を達成できたと発表した。サポーターとして活動に協力した企業や自治体などのうち貢献度の高かった団体の表彰も行っている。
 キャンペーンは同年7月のレジ袋有料化を機にマイバッグ持参を呼び掛ける取り組みで、6月から12月まで実施された。有料化前の3月時点のウェブによる調査では「最近1週間以内の買い物でレジ袋をもらったか」の質問に約3割(30.4%)の人が「もらっていない」と答えていた。その割合(レジ袋辞退率)を、キャンペーン活動によって12月までに6割にする目標を掲げていた。
 PR活動やサポート団体の取り組みが進んだ11月、同じ調査を実施した結果、目標を上回り辞退率は7割超(71.9%)になっていた。10代から60代以上までのすべての年代で辞退率は倍以上に伸びた。最も高いのは60代以上で11月調査では84%だった。環境省はレジ袋を使わずマイバッグを持参するライフスタイルの一層の浸透に向け、今後も取り組みを継続してもらいたい考えだ。

関連記事一覧