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  • 「こころとからだの健康」を保っていきいきと働く。日本テクノの社内メルマガより紹介します。

話を聴いてサポート- 臨床心理士/産業カウンセラー/公認心理師

 日本テクノは、従業員の身体面だけでなくメンタルヘルスにも着目して相談窓口を設置し、定期的にメールで情報を発信しています。そうした取り組みは心理系の専門資格を所有する社員が実施しています。今号から読者の皆さんにも役立つ情報を紙面を通じて発信していきます。今回は産業領域になじみのある心理系資格について。まずは、「臨床心理士」と「産業カウンセラー」。どちらも数十年に及ぶ長い歴史を持つ資格です。
臨床心理士は産業領域だけではなく、医療・教育・福祉・司法を含むさまざまな現場で活躍している、心理的援助の専門資格です。カウンセリングや各種心理検査など、基本的な臨床心理学的支援のスキルを幅広く持っているのが特徴です。
産業カウンセラーは、働く人や組織のサポートに特化した心理系資格です。資格取得の門戸は広く開かれていて、満20歳以上であれば誰でも挑戦でき、さまざまな部署の方が産業カウンセラーとして活躍しています。そうした人たちは、「傾聴」と呼ばれる専門的な聴き方のスキルを中心にロールプレイや事例検討などを行って、学びを深めています。
その2つに加え2019年に心理資格としては初の国家資格「公認心理師」が誕生しました。ちなみに担当者はこれらの資格を取得しています。心理学の専門性を生かしながら医師をはじめ医療系以外の専門職とも連携し、問題解決を図ることが期待されています。産業の現場でも注目されており、資格の運用が始まってすぐ、全日空の子会社が公認心理師を社内に常駐させたことがニュースで取り上げられました。
資格の種類やそれぞれの専門性はさまざまですが、心理士は先にも少し触れた傾聴をベースに、その方自身で問題を解決していけるようサポートしていきます。「話す」ことは心理的な癒やしの効果を生みます。悩みがあるときは1人で抱え込まず誰かに相談しましょう。

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