電球の色の違い―― 寒色系は高い色温度

 電球が切れて買いに行ったとき、種類から色まで品揃えが多く迷ったことや、どれがよいかわからず結局同じものを買った、という経験はないだろうか。
 電球には大きく分けて「白熱球」「蛍光灯」「LED」の3種類がある。「白熱球」は安価だが寿命が短く、この中で最も電気を消費する。「蛍光灯」は白熱球より価格は少し高いが、寿命が長くて電気の使用を抑えられる。「LED」は一番値が張る代わりに寿命が長く、電力の消費量が少ないのが特徴だ。
 さて一般的な電球の色は、暖色系から寒色系の順に「電球色」「温白色」「白色」「昼白色」「昼光色」の5種類がある。暖色系は、比較的明るさを抑えた落ち着きのある色で、目も疲れにくくリラックスしたい場所に適しているため、寝室やリビングでよく使用される。寒色系は、白っぽく青みがかった明るい色で、細かい物もはっきり確認できるため作業スペースでよく使用される。
 この光の色を表すための尺度は「色温度」(単位はK〈ケルビン〉)という数値である。その数値が高いほど寒色系になる。ガスバーナーで炎が変化する過程では温度が徐々に上がるにつれ赤、黄、白、青と変わっていくように色温度も数値が低いと暖色系になり高いと寒色系になる。気温は高いほど暖かくなるがそれとは逆の印象を与える。
 そもそも照明の光は「光の3原色(RGB)」と呼ばれる赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色の組み合わせで色をつくり出す。この基本の色をつくり出すのは容易ではなかったが、1993年に日本で青色LEDが発明されたことで、現在家庭用の照明機器などでも広く使われる「白い光」ができるようになった。
 これまでは一般的な5種のように色を限定した電球しかなかったが、最近は自由に電球色を変えられるLED照明も販売されるようになった。なお、LEDはオン・オフ時にほとんど電力を消費しないため、不要なときはこまめな消灯を。コロナ禍で「おうち時間」が増える中、シチュエーションによって照明の色を変えて楽しむのはいかがだろうか。

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