3省連携で住まいの脱炭素

国交省など 住宅省エネ2023キャンペーン

 国土交通省、経済産業省、環境省の3省は連携して家庭部門の脱炭素化の取り組みを支援するため、それぞれが管轄する補助事業をまとめた共通ホームページ「住宅省エネ2023キャンペーン」を2022年12月に開設した。
 国交省が行うのは予算1500億円の「こどもエコすまい支援事業」。子育て世帯と若者夫婦世帯を対象に、省エネ性能の高い住宅の新築や省エネ改修の費用を支援する。新築では1戸当たり100万円の補助金を受けられるといった内容。
 経産省と環境省は「先進的窓リノベ事業」で、予算は1000億円。熱損失が大きいとされる既存住宅の窓で、内窓設置や外窓交換といった断熱性能を高める改修を支援し、冷暖房の効率化により温暖化対策に役立てる。改修費用の半額相当を補助する内容。
 「給湯省エネ事業」(予算300億円)も経産省が担当する。家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野に、家庭用燃料電池などの高効率機器の導入を促す。1台当たり15万円の補助などがなされる。
 交付申請の受付期間は2023年3月下旬から予算上限に達するまで(遅くとも同年末まで)。


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