土鍋は冬のもの?いえいえ、夏も大活躍します!|おばあちゃんの知恵袋

煮物がおいしく作れて節電にも役立てることができる「土鍋」の活用をお勧めします。
@supersusanさん

他にもこんな『エコな知恵』をご提供いただきました

生魚を触った後の生臭いニオイがなかなか取れない時は、ステンレスの流し台で水の付いた手をゴシゴシこすれば落ちますよ。ぜひ皆さんに試してほしいです。
@エコ太郎さん
おばあちゃんの知恵袋|お料理にまつわる知恵をご紹介

@supersusanさん


@エコ太郎さん


こんにちは、おばあちゃんです。



今年はお米の価格高騰で大騒ぎでしたね。ここのところ少し落ち着いてはきたものの、総務省統計局のデータによれば、お米5kgあたりの値段は10年前の倍以上に。特に2024年秋からの値上がりが顕著です。
こうした世情のなか、「お米が高いなら、少しでもおいしく食べたい!」と、土鍋を買い求める人も多くいたよう。土鍋で炊いたご飯はおいしい、とはよく言ったもの。ポジティブな考え方で素敵ですね。
お米を炊く以外には冬に鍋料理で使うイメージが強い土鍋ですが、夏も便利な使い方があるんですよ。今回は土鍋の特長と夏の活用法についてお話します。
まずは土鍋のメリットをご紹介。
・熱しにくく冷めにくいから、素材にじっくり火が通る
金属製の鍋にくらべて、熱伝導率が低い土鍋。土鍋自体が温まってからゆっくりと食材に熱が伝わります。「土鍋で炊いたご飯はおいしい」のは、お米に含まれるデンプンが糖に変わる40~60℃の温度帯の時間が長くなるため。甘みをじっくり引き出すからぐっとおいしくなるんですね。お米のほか、根菜類も同様においしく調理できます。
・抜群の保温性でエコな調理法ができる
一度温まったら熱が逃げにくいのも特長。火にかけ煮立たせた後は、弱火や余熱での調理も可能なので、ガス代・電気代の節約になりますね。
この通り、「保温性」が大きな特長に挙げられます。ただ、保温性と聞くと「温める」ことに注目しがちですが、実は土鍋は「冷やす」ことも得意なんです。
冷やしたい食材を氷と一緒に土鍋に入れてみてください。驚くほど冷たさが長続きしますよ。土鍋は水を含みやすい性質がありますが、その水分が蒸発する際の気化熱の効果で土鍋内部を冷たく保つといわれています(人が汗をかいて身体を冷ますのと同じような働きです)。
夏野菜や果物、そうめんなど、冷やしておいしい食材でぜひ試してみてください。あらかじめ冷蔵庫で土鍋を冷やしておくと、より長い時間冷たさを保つことができますよ。
たっぷりの氷を入れた土鍋に飲み物のボトルを置けばボトルクーラーにも。見た目にも涼しくお洒落で、お客さまのおもてなしもちょっぴりランクアップできるかも?
ただし、急な温度変化には弱いので、熱した土鍋をすぐに水に浸けたりするのはひび割れや破損の原因になります。吸水性があるため長時間水に浸けておくのもNG。使用後はよく乾燥させてから収納するようにしましょう。
熱してヨシ、冷ましてヨシ。エコな調理器具である土鍋、日常使いでぜひ活用してみてください。
@おばあちゃん