こころのサプリメント

「こころとからだの健康」を保っていきいきと働く。日本テクノの社内メルマガより紹介します。

音楽でストレスケア/こころに効く音〈2〉

パッヘルベルの「カノン」で冷え性改善

 「こころに効く音」の第2回は音楽について見ていきます。身を入れて耳を傾けるときは「聴く」、音を耳に受ける・感じ取る意味合いでは「聞く」と漢字表記は使い分けられます。ここでは混乱を避けるため比較的フラットな表現の後者で統一し、「音楽を聞く」ことのストレスケアについて紹介します。
 さて、関連分野で発表されている研究の多くには共通点があり、それは、BGMも含め音楽を聞くことがストレスケアに役立つというものです。
 BGMに関しては、職場のようなある程度の緊張を強いられ集中力が必要な状況や、にぎやかな飲食店など、話し声や作業音が多い状況で、ストレス緩和の効果を発揮します。そのとき周囲の雑音が少なければBGMの音量は小さめにし、雑音が多く騒がしい環境ではBGMも大きめに設定すれば、ストレスケアにより高い効果が期待できます。これはマスキング現象と呼ばれ、その場所で発生する雑音を同音量の音楽がマスキング(覆い隠す)してしまうためと考えられています。


 クラシック音楽がストレス緩和に効果的であることも多くの研究からわかっています。株式会社USENと公立諏訪東京理科大学の共同研究からは、有名なパッヘルベルの「カノン」を聞くことで、身体をリラックスさせる副交感神経が強く働いて血流が増加し、冷え性改善につながるという結果が示されました。もちろん、クラシック音楽だけではなく、自分の好きな音楽を聞くのも有効なストレスケアになります。
 音楽によるストレスケアは、年齢や性別を問わず効果が見られています。最近は、アンケートを使い本人の主観をベースに行う効果検証以外にも、脳波やストレスホルモン量、皮膚温度など、客観的指標を使った効果検証も増えているのです。
 疲れのたまったときが音楽を聞き楽しいストレスケアを試すとき。今ならヴィヴァルディの「四季」にある「春」などがふさわしい時季でしょうか。

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