7月7日・七夕は「クールアース・デー」です
目次
2008年の北海道・洞爺湖G8サミットがきっかけ
2023年5月19日にG7広島サミットが開かれ、話題を呼びました。その前に日本で開かれたサミットは、2008年7月7日に開かれた洞爺湖G8サミットです。洞爺湖サミットでは各国首脳が地球温暖化問題などについて話し合いました。 7月7日は七夕です。そこで環境省はこの日を、天の川を眺めながら、家庭や職場で地球環境の大切さを再確認する「クールアース・デー」に定めました。今回はクールアース・デーについて紹介します。
ライトダウン・打ち水などのイベントも
環境省では、2003年から16年間にわたり、地球温暖化対策のため、ライトアップ施設や家庭の照明を消すよう呼び掛ける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施してきました。近年はLEDの普及が進み、環境省による呼びかけは終了しましたが、各地でこうした動きを反映し、自治体や企業が主体となってそれぞれに取り組んできました。
- オフィスビルの消灯
- 打ち水の実施
- ノー残業デイの推進
- 地方自治体によるクールアース・デーフェアの開催
新型コロナウイルス感染症の流行から近年はイベントの自粛が続いていましたが、2023年は徐々に各地で同様の取り組みや、子ども向けの省エネ体験フェアなどが実施される予定です。
賢い選択「COOL CHOICE」も進めましょう
また、環境省では、クールアース・デーにおける脱炭素社会づくりに貢献する製品への買換えやサービスの利用などの地球温暖化対策に資する賢い選択「COOL CHOICE」を推奨しています。なお、本活動には日本テクノ株式会社も賛同しています。
「COOL CHOICE」の一例
- ゼロカーボンアクション30
- スマートムーブ(公共機関を使った移動)の推進
- クールビズの推奨
地球の未来を思い、ちょっとだけ電気を消してみませんか
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2023年3月に発表した第6次報告書では、産業革命以前と比べて地球は温度がすでに1.1度上昇していると指摘されています。同報告書によれば、このまま各国が掲げた温暖化ガス削減目標を実現しても、パリ協定の目標である温度上昇を1.5℃以下に抑えることはできないといわれています いま、一人ひとりの行動が求められています。七夕の夜は少しの間だけ明かりを消して、夜空の星を見上げてみてはいかがでしょうか。
IPCCの第6次報告書の内容はこちらで詳しく紹介しています。
電気に関する総合サービスを提供する日本テクノの広報室です。エコな情報発信中。