これさえあれば、何でもエスニック風味に♪パクチーの育て方|おばあちゃんの家庭菜園

こんにちは。おばあちゃんです。
今回はパクチーの育て方を紹介します。独特な香りのため好き嫌いが分かれるパクチーですが、ベトナム料理やタイ料理、そのほかスパイシーな料理によく使われる香草です。葉をちぎってスープに浮かべるだけでも、手軽にエスニックの風味を味わうことができます。お庭やベランダで栽培して、ご家庭でも異国情緒を味わってみませんか?
パクチーの種まきは、地域によりますが春から夏にかけて。温かい地域では秋にまいても大丈夫です。日光を好む一方で暑さには弱いので、夏に種まきをする場合は半日陰で育てるとよいでしょう。種まき前にはたっぷり土に水を含ませます。1cmくらいの浅いくぼみをつくり、2~3粒ずつ種をまきます。種が完全に隠れないよう、土は薄く被せましょう。
なお、パクチーの種は硬い殻に覆われているのが特徴。発芽が心配な場合は、一晩水に浸けておくか、殻を割ってなかの種を取り出しておきましょう。種は1つの殻に2粒入っています。

土の表面が乾いたらその都度水やりをしましょう。10~15日ほどすると発芽しますが、最初のうちは根を張る力が弱いので水をやる度に倒れてしまうかもしれません。芽同士で支え合っているので、間引きはもう少し育ってからです。
本葉が2~3枚になったら間引きをし始めます。株の根本に風が通るようにしないと、病気になって弱ってしまいます。間引いた株はすでにパクチーの香りがしますので、スープに浮かべるなど料理に使いましょう。
成長にあわせて、様子を見ながら間引いたり追肥をしたりします。草丈が20cm程になったら収穫時期です。葉っぱだけを摘んで長く楽しむもヨシ、抜き取って根と茎も食べるもヨシ!茎は刻んで炒め物にしたりソースにしたり。根っこは出汁がよく出るので、よく洗って煮込み料理に入れるとよいでしょう。ちなみに種は粉末状にして「コリアンダーシード」というスパイスになります。
余すところなく使えるのも、家庭菜園ならではですね。栽培の難易度も比較的初心者向けと言われていますので、気軽にチャレンジしてみてください。
@おばあちゃん
他にもこんな『エコな知恵』をご提供いただきました

@スーパーベジータさん

80歳。エコな暮らしとお爺さんのことが大好き。趣味はお散歩と家庭菜園と、みなさんにエコ知識をお伝えすること。おばあちゃんの手にかかると、野菜の皮や茎の部分もおいしいお料理に変身する。好きな言葉は「温故知新」。
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