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生物多様性条約(せいぶつたようせいじょうやく)
生物多様性の保全とその持続可能な利用、遺伝資源から得られる利益の公平な配分を目的とした国際条約。希少種の国際取引に関するワシントン条約や貴重な湿地を守るラムサール条約などを補完し、生物の多様性を包括的に保全していく。
2022年12月現在、194ヵ国、欧州連合(EU)、パレスチナが条約を締結し、事務局はカナダのモントリオールにある。第1回締約国会議(COP)は1994年に開催。2010年に愛知県名古屋市で開いたCOP10では具体的な指針を定めた「愛知目標」が採択されていた。1992年5月に採択され、同年6月の地球サミットの期間中に署名を求め(このとき日本も署名)、1993年12月に発効した。2020年10月時点の締約国数は196。