2024年度エネルギー需給実績速報
各種統計をもとに毎年「エネルギー需給実績」をまとめている経済産業省は2025年12月、2024年度分の速報を公表した。全体のエネルギー消費は減少しているが、そのうちの電力などは増加する結果になった。
エネ消費減少も電力や再エネは増加
前年度と比べた最終エネルギー消費は1.7%減。全体としては減少したが、エネルギー源別で見ると増加した項目もある。まず減少したのは、ともに3.7%減の石油と石炭、1.7%減の熱。逆に増加したのは、天然ガス(4.5%増)、都市ガス(1.4%増)、電力(1.0%増)、再生可能エネルギー(再エネ)・未活用エネルギー(25.3%増)だ。
部門別の消費量では、企業・事務所他と運輸部門が減少しているが家庭部門は横ばいだった。
一次エネルギー国内供給は前年度比1.1%減。内訳は化石燃料が1.9%減の一方、非化石燃料は2.2%増になっており、化石エネルギー依存度は80.1%と高い数値ながら前年度からは0.6ポイント下がる減少傾向にある。エネルギー自給率は2年連続増加の16.4%になった。
また発電電力量は前年度から0.5%増加し9922億kWhだった。うち3221億kWhは再エネや原子力の非化石電源でシェアは32.5%に上昇している。電源構成は再エネが23.0%、原子力が9.4%、火力(バイオマスを除く)が67.5%。
エネルギー起源二酸化炭素(CO2)排出量は1990年度以降最少で前年度比1.4%減、2013年度比26.5%減の9.1億トンだった。
エネルギー源別 最終エネルギー消費の前年度からの増減比率(%)

「J」(ジュール)は国際単位系におけるエネルギーの単位。接頭語の「P」(ペタ)は10の15乗(1000兆倍)を表す。よってPJは10の15乗ジュールのこと。1ジュールは1ニュートンの力で物体を1メートル動かすときの仕事量。1ジュールは約0.24カロリー。
経産省発表のエネルギー需給実績でエネルギー量を原油換算百万㎘にするときは、示されているPJ単位の数値に0.0258を乗じる。
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※本記事は環境市場新聞84号(2面)記事を掲載しています。






















































