環境トピックス

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浮かぶ洋上風力 国内初稼働 長崎県五島市沖「五島洋上ウィンドファーム」

再エネ海域利用法第1号案件

再エネ海域利用法に基づく発電事業を進めている経済産業省は2026年1月、長崎県五島市沖で国内初の商用浮体式洋上風力発電設備が稼働を始めたと発表した。この法律による第1号の案件となった。
名称は「五島洋上ウィンドファーム」。事業主体は戸田建設株式会社が代表で電力会社など複数企業が参画する五島フローティングウィンドファーム合同会社。2022年8月に海域占用許可を取得後、3年を超える難工事の末、運転をスタートさせた。
土台の構造物を海底に固定する仕様(着床式)ではなく、海面に浮かぶ土台をチェーンなどでつなぎ、そこに風車を設置する浮体式。沖合約7kmの場所から出力2100kWの設備8基が約4kmにわたって一列に並ぶ。出力合計1万6800kWの発電所だ。電気は海底ケーブルを通じて五島市内の一般家庭や企業に届けられる。
なお8基の各風車には「かぜてらす」「かめりあぶりーず」「ぎばるかぜ」など地元小中学生からの応募で名称がつけられた。 再エネの主力電源化に取り組んでいる政府は洋上風力を重要な柱に位置づけており、2030年までに1000万kwの目標を掲げている。国土が海に囲まれてはいるが遠浅(水深60m以下)の海域は少ない日本では着床式に適した場所は限られ、政府目標の達成には水深が深い沖合にも設置できる浮体式の普及が欠かせない。経産省は引き続き洋上風力の事業を推進していく考えだ。

 

※本記事は環境市場新聞84号(1面)記事を掲載しています。

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